みなさんこんにちは。今日は加齢などの理由で咀嚼(噛む)嚥下(飲み込む)が困難な方が食べやすい食事形態のひとつ「ミキサー食」について詳しく解説していきます。
ミキサー食が向いている方やメリット、デメリットもお伝えしていきます。
さらに、今回は便利な市販のミキサー食も紹介します。これらの食品を利用することで調理の手間を減らすことができ、生活をより快適に過ごす手助けになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
まず、ミキサー食とは?
ミキサー食は、調理済みの食品をミキサーで液状にしてとろみをつけた食事で、介護食や嚥下食に分類されます。
噛む必要がなく、飲み込む力が弱い方でも安心して食べることができます。
ミキサー食は水分が多く、液体状は誤嚥(ごえん)をしやすいので、とろみ剤でとろみをつけ、食べやすい状態にしましょう。
(1)ミキサー食が向いている方
・噛む力が弱い
・飲み込む力が弱い
・食事中にむせてしまう
・歯がない
・高齢など理由により食欲がない
・口内炎などの症状で咀嚼や嚥下が困難
これらの特徴は、高齢者に多くみられますが、若い人でも脳卒中やパーキンソン病などの症状により、ミキサー食が必要になる場合があります。
※ミキサー食の粘度が低い場合や、飲み込む力が低下している場合には食事が喉に流れ込んで誤嚥を起こしてしまうことがあるため、注意が必要です。
(2)ミキサー食の特徴(メリット)
・噛む必要がないので、高齢者や噛む力が弱い方でも食べられる
・飲み込む力が弱い方でも、とろみをつけることで誤嚥を防げる
・消化吸収に負担がかからない
(3)ミキサー食の特徴(デメリット)
・見た目が悪い
・水分量が多く、必要な栄養が摂取できない可能性がある
・粘度が強すぎると誤嚥の危険性がある
・調理に手間がかかる
ミキサー食を調理する際の注意点!
・粘度をつけて飲み込みやすくする
高齢者の食事でもっとも注意しなければならないのが誤嚥です。液体による誤嚥は、水分が多い場合に起こる傾向があります。
ミキサー食を作る場合にはどうしても水分が多くなってしまいますので、とろみ剤でとろみをつけてあげてください。
目安となるのはポタージュスープくらいです。とろみをつけすぎると喉に張り付いてしまい、むせてしまうこともあるため粘度には注意が必要です。
市販のミキサー食の選び方
最近は、市販のミキサー食も充実しています。種類も豊富で適度なとろみがついています。
調理に手間を感じる場合は市販品の購入を検討しましょう。今回は複数の味がセットになっているものをご紹介します。
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常温保存、一食分のパウチタイプなので提供しやすい形状となっています。
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こちらも常温保存、一食分のパウチタイプなので提供しやすい形状となっています。
食材の風味を大切にした、【かまなくてよい】やわらかさのおいしいミキサー食です。
まとめ
ミキサー食は、高齢者や噛む力が弱い方、飲み込む力が弱い方などが利用できる食事形態です。調理する際はとろみ剤を加えてとろみをつけてあげてください。
市販のミキサー食を選ぶことも選択肢の一つです。ご本人の状態に合わせて、適切にミキサー食を選びましょう。食事形態については、かかりつけの医師、管理栄養士、言語聴覚士にご相談されることをお勧めします。