新年にはやっぱり縁起の良いおせち料理!
新年の門出をお祝いするときに欠かせないおせち料理。
家族や友人と一緒におせち料理を食べる時間はとても特別ですよね。
おせち料理は神様へお供えし、新年が明けてから神様のお下がりとしていただくお料理です。
三段のお重も「おめでたいことが重なるように」という言われがあり、お料理1つ1つにもこのような願いが込められています。
簡単におせち料理のそれぞれの意味をご紹介します。
【一の重(祝い肴、口取り)】 | |
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黒豆 | まめに健康に過ごせるよう願う |
たたきごぼう | 家族や家業が根について繁栄することを願う |
昆布巻き | 「喜ぶ」というごろ合わせの縁起物 |
数の子 | 子孫繁栄を願う |
田作り | いわしを刻んで肥料にしたところ、田畑が豊作になったことから五穀豊穣を願う |
伊達巻 | 巻物から学問の成功を願う |
栗きんとん | 黄金見立てて、金運の豊かさを願う |
紅白なます | 紅白の縁起物とされ、平和や平安を願う |
錦玉子 | 黄身を「金」、白身を「銀」と例えて鮮やかな織物を表し、金運上昇を願う |
【二の重(海の幸)】 | |
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海老 | まがった腰から長寿を願う |
鯛 | 「おめでたい」というごろ合わせの縁起物 |
ぶり | 出世魚であることから出世を願う |
はまぐり | 貝同士がぴったりくっつくことから良縁を願う |
【三の重(煮物)】 | |
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筑前煮 | 一つの鍋で沢山の具材を煮ることから、家族が1年間仲良く過ごせるよう願う |
手綱こんにゃく | 手綱こんにゃくは左右にねじったこんにゃくであり、心を引き締める、良縁、夫婦円満などを表す |
くわい | 突き出た芽より「芽でたい」というごろ合わせや、万年長生きする亀に似ていることから長寿を願う |
何気なく食べているおせち料理にこんな意味があったなんて…
毎年その1年の幸せを願いながら、この先何年も食べ続けていきたいものですね。
でも最近、食べにくさが気になるように…
最近、年齢を重ねるごとにおせち料理がなんだが食べにくい…
あるいは一緒に過ごす家族から見て食べづらそうだな…と思われることはありませんか?
どうしても高齢になると食べ物を噛む力や飲み込む力をはじめ、身体の様々なところに不調をきたしてくることも多いです。
おせち料理には生もの、焼き物、煮物など様々な調理法や味付けの食材が詰め込まれていますので、身体の都合によって食べづらいものがあっても不思議ではありません。
おせち料理では、なめらかな栗きんとんや伊達巻なんかは柔らかくて食べやすい部類に入りますが、たたきごぼうや田作りを始め、固い食材が多い印象です。
食べにくいものは我慢しなければいけない?
食べにくいものがある場合、せっかくの家族と祝う新年のおせち料理であっても、自分だけ、あるいは家族の誰かだけが食べるのを我慢するべきなのでしょうか?
みんながおせち料理を囲んでいる中、誰かだけが違うものを食べている…
そんな食卓はなんだか食べる方にしても、家族にしてもさみしい気持ちになりますよね。
さらに、食べにくいのを我慢してそのままにしておくと、食べにくいから食べるのが嫌になり、食事摂取量が減り、低栄養状態になってしまいます。
慢性的に身体に必要な栄養が摂取されないことが続くと、身体の筋肉、脂肪、骨などから栄養の貯蓄を切り崩して生命維持に充てることになるので痩せる原因となり、この痩せがさらに飲み込む力や噛む力を弱らせる悪循環を引き起こしてしまいます。
介護食、高齢者用のおせち料理
介護食が必要になった方でも楽しんでいただけるおせち料理があるのをご存知ですか?
どんな人におすすめなのかも含めてご紹介します!
どんな人におすすめ?
では、介護食や高齢者用のおせち料理はどんな人におすすめなのでしょうか?
噛む、飲み込むなどの機能が弱まったために食べにくい場合にも、治療中の病気があることで食べにくい場合も、両方の方に使いやすい商品となっています。
①飲み込みにくい人
飲み込みの筋肉が衰えたり、何かしらの病気で麻痺が残ってしまった場合に食事や水分の飲み込みにくさを感じる場合があります。
普段の食事でも中々飲み込めていなかったり、飲み込んだ後や水分を摂った時にむせてしまう場合には要注意です。飲み込みの機能に見合った食事や水分を摂らずに無理をしてしまうと誤嚥してしまい、通常は食道を通って胃に送られる食べ物が、誤って気管に入ってしまうことで誤嚥性肺炎を起こしてしまう恐れがあります。
誤嚥性肺炎になれば、食事はいったん中止して治療をするのですが、食べない期間があることでどんどん飲み込む力が衰えてしまう可能性だってあるのです。
②噛みにくい人
残っている歯が無かったり、少なくてまばらであったりすると、噛む動作もとても大変です。
噛めないことから、噛むのをやめてしまうと噛むための筋肉がどんどん衰えてしまい、ますます食事が摂れなくなる悪循環に陥ってしまいます。
とは言え、噛みにくさがある場合は生野菜、根菜、海藻、肉、魚などほとんどの食材が噛みにくいと言えます。
そんな方にも介護食のおせち料理がとっても人気なんです。
「噛めない人向けのおせち料理ってことは全部ミキサーにかかっていたり、細かく刻まれているのでは…」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。
お料理とは本来食べる前に目で楽しむもの。
せっかくのおせち料理なのに見た目が残念だなんて、とてもお祝いの気持ちにはなれませんよね。
介護食のおせち料理なら見た目もとっても華やかで、噛みにくさがあっても舌や上あごでしっかりすりつぶせるような柔らかさなんです。
③何かしら疾患を抱えている人
食事形態の問題だけではなく、何かしら疾患を抱えている人にもおすすめです。
なぜかというと、おせち料理は長く日持ちをするように塩分の高い醤油や塩で味付けをしてあったり、糖分をたっぷり使ったお料理が多いのです。
少しずつつまんでいるように思えますが、お正月の食事の場は長い時間であることも多く、トータルでは食べすぎてしまいカロリーオーバーなんてこともよくあります。
糖尿病では糖質制限、高血圧では塩分制限、腎臓病ではたんぱく質制限、塩分制限…
など治療している疾患によって制限する栄養素が異なりますので、注文する際は管理栄養士などに相談するようにしましょう。
どうやって購入できる?
では介護食、高齢者用のおせち料理はどこで購入できるのでしょうか?
スーパーマーケットやショッピングモールでは見かけることは少ない気がします。
確実に適切な食事形態のものを注文するのであれば通販(カタログ・インターネット)がおすすめです。食事形態はもちろん、イメージの写真も掲載されているので、見た目や献立を購入前に知ることができます。
通販で購入
通販には食べる人の機能に見合ったおせち料理が沢山揃っています。
もちろん、見た目はおせちそのものでとっても華やか!
これを自宅で作るとなると手間もかかり、調理も難しいですが、これならとっても簡単ですね。介護食、高齢者用おせち料理の特徴として
・スプーンでつぶせる
・歯茎で噛める
・ムース状、ゼリー状で飲み込みがしやすい
・特殊な製法で肉や魚のパサつきが軽減されている
などとっても食べやすい工夫がされています。
是非、ハレの日にふさわしいおせち料理を利用してみてくださいね!
まとめ
今日は介護食、高齢者用のおせち料理についてご紹介しました。
せっかくのお正月は1年の幸せを願って、楽しいスタートにしたいものです。食べにくさがあるからといって食べるのをやめてしまっては悲しいですし、食べる力も衰えてしまいます。
是非、介護食、高齢者用のおせち料理を利用して、無理のない範囲でおめでたいおせち料理を楽しんでください。
介護食・腎臓病食・治療食の通販専門店ビースタイルでは介護食のおせちを販売しております。毎年9月頃から予約を受付しておりますので、是非ご確認ください。