効率的に栄養素を摂ろう!介護食の高カロリーレシピ!

効率的に栄養素を摂ろう!介護食の高カロリーレシピ!
効率的に栄養素を摂ろう!介護食の高カロリーレシピ!

介護食を必要とされる方には、しっかりと「栄養」を摂っていただくことが重要です。
要介護の要因として注目されている「フレイル」や「サルコペニア」は、低栄養が深く関わっているため、体調を整えるためにも食事できちんと栄養を摂取しなければなりません。
今日は、効率的に栄養やカロリーを摂取できる介護食の作り方について解説します。介護食を手作りしたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね!

 

 

介護食を作るときに注意したいこと

これから介護食をはじめて手作りされるという方は、以下の5つのポイントを把握したうえで介護食を作ることを心がけてください。

①少ない食事量でも栄養を取れるようにする

1つ目の注意点は「要介護者は一度にそこまで多くの食事量を食べることができない」ことです。
要介護者の多くは高齢者です。年齢を重ねるごとに若いころほど、多くの食事量を食べることはできなくなっています。
しかし、これ以上体調を悪化させない、体力を落とさせないためには、しっかりと栄養をとることが重要です。単純に考えると、たくさん食べればそれだけ多くの栄養を摂取できますが、要介護者の多くはそこまで多くの食事量を食べられません。
そのため、いかにして少ない食事量でしっかりと栄養を摂取できるようになるかが重要なのです。

②食事形態に配慮が必要

2つ目の注意点は「要介護者に合わせた食事形態の選択の配慮が必要である」ことです。
介護食といっても、食べる方の状態に合わせた最適な食事形態、言い換えると「どのような調理方法で作るか」を選択することが重要になります。
要介護者の状態に合わせて以下の4種類の食事形態から選択しましょう。

・刻み食:噛む力が弱まってきた方
・ソフト食:噛む力と飲み込む力が弱まってきた方
・ミキサー食:噛む力がほとんどなく、飲み込むのが難しくなってきた方
・ゼリー食:噛む力がほとんどなく、飲み込む機能に重度の障害がある方

③限られた食材の中での工夫が必要

3つ目の注意点は「限られた食材の中で工夫しなければならない」ことです。
介護食を作るにあたっては、調理方法や消化のしやすさなどから、その方に適した食材選びをしなければなりません。
食材によって固さや繊維質の多さなども変わりますので、食材に応じて調理方法を工夫する必要があります。

④飽きやすく、食欲不振になることも

4つ目の注意点は「飽きやすく、食欲不振になりやすい」ことです。
上述のように介護食は通常の食事と比較すると、使える食材が限られますし、以前ほど食感を楽しむ余裕もなくなってしまいます。
そのため、通常の食事を食べていたころのように食事を楽しむことができず、食欲不振に陥りやすいのです。要介護者にはきちんと栄養をとってもらう必要がありますので、いかにして介護食に飽きられないようにすることができるかが重要なポイントになります。

⑤低カロリーな調理法になりやすい

5つ目の注意点は「低カロリーな調理法になりやすい」ことです。
介護食と聞くと「低カロリーが基本」と思われるかもしれませんが、それは食べる人の状態により異なります。
エネルギーが不足してしまうと転倒などケガのリスクを高めることになりますので、栄養だけでなくカロリーの摂取も介護食において重要なポイントです。
しかしながら、介護食の基本的な調理手順が低カロリー食を作るのに適しているため、どうしても低カロリーな介護食に仕上がってしまいがちです。
介護食を作るにあたっては、いかにして十分なカロリーを摂取できるように調理できるかが重要になります。

効率的に栄養素を摂るには?

上述でご紹介した介護食を作るときの注意点を踏まえ、限られた食事量でもしっかりと栄養とカロリーを摂取してもらうためのポイントをご紹介します。

①主食でエネルギーをしっかり摂る!

1つ目のポイントは「主食でエネルギーを確保する」ことです。

やはり炭水化物メインとなる主食は、それだけで多くのエネルギーを摂取することができます。

美味しいおかずと一緒に食べてもらうなど工夫して、しっかりとエネルギーを摂ってもらいましょう。

②良質なたんぱく質を摂る!

2つ目のポイントは「良質なたんぱく質を摂る」ことです。

要介護者が寝たきりになってしまう要因の1つに、たんぱく質不足による、身体を動かすためのエネルギー不足と骨格筋の衰えがあります。

そのため、介護食でも日ごろの食事でしっかりとたんぱく質を摂ってもらい、健康的に動ける土台をしっかりと作りましょう。

③なるべくエネルギー確保が出来る調理方法で副菜を摂る!

3つ目のポイントは「なるべくエネルギー確保が出来る調理法で副菜を摂る」ことです。

同じ食材でも、調理法によって完成品のエネルギー量は大きく異なります。

要介護者にとってエネルギー摂取は食事の際に重要なポイントであるため、できる限りエネルギーを確保できるような調理方法で介護食を作りましょう。

栄養補助食品を活用しよう!

介護食を作るだけでは十分な栄養とカロリーを確保することが難しいのであれば「栄養補助食品」を利用するのも良い手段です。

栄養補助食品のご紹介

たとえば「介護食の通販専門店ビースタイル」では、以下のような栄養補助食品を取り扱っています。

おまんじゅうやゼリーなど、おやつ感覚で必要な栄養を補うことができますので、日ごろの介護食で不足しがちな栄養があればこういった栄養補助食品で補って栄養バランスを整えるのも良いでしょう。

おいしくミネラル ヘム鉄プリンココア風味63g 栄養補助食品 ミネラルゼリー

不足しがちな鉄分、カルシウムを補ってくれるココア風味のプリンです。
つるんと喉ごしも良く、美味しいデザートなので食欲のないときや夏バテのときにもおすすめです。

【購入者様の声】
チョコのような濃厚なココア味で冷蔵庫で冷やすと更に美味しいです。
楽しみなデザートのひとつです。

パワミナ200ゼリー ぶどう風味 120g×24本【高カロリー】【高たんぱく】

パワミナ200ゼリーはこれ1本で200キロカロリーのエネルギーが摂取できる、飲むタイプのゼリーです。味も7種類あるので飽きずに美味しくカロリー摂取ができます。
チューブ型のパッケージなので、身体を起こすのが大変な方でも食べやすいですよ。

一挙千菜 アップル味 125ml×18

不足しがちなビタミン・ミネラルを1本でしっかり補給できる、マルチなハイパーサプリメント飲料です。これ一本でおいしく栄養補給!アップル味で飲みやすい飲料です。

食事に混ぜ込む栄養補助食品(MCTなど)

単品で栄養を補給できる食品だけでなく「食事に混ぜ込んで栄養をプラスする」という栄養補助食品もあります。食事量を増やせないという方には、これらの食材を混ぜ込んだり素材として使用することで、食事量を変えずに栄養をプラスできますよ。

日清 MCTパウダー缶 250g

日清MCTオイル お粥にプラス 400g

飲料や食事にまぜるだけで簡単にカロリーアップ!味や匂いもほとんどありませんので、食材のおいしさはそのままでいただけます。

【購入者様の声】
MCTパウダーは腎臓病の父が毎日欠かさずエネルギー補給のために使っています。今回は父の日のプレゼントに追加で注文しました。喜んでもらえてうれしいです。土曜日にオンラインで注文し火曜日には配達していただき早い対応に感謝しております。

メイプロテイン 400g

鉄と亜鉛を配合した乳清たんぱく質配合のたんぱく質補給食品です。無味タイプで使いやすいので、味噌汁などの料理や飲料に加えるだけで使用できます。

介護食の高カロリーレシピ4選!

最後に、高カロリーで栄養豊富な介護食のレシピを4つ紹介します。

主食「肉みそうどん」

「肉みそ」は、高たんぱくで高カロリーな介護食向けの食材です。
うどんは気温に合わせて温うどんと冷うどんを使い分けると食欲不振を回避できます。
うどんが食べにくい場合は、やわらかく煮て食べやすくしましょう。

(材料:1人分)
・ゆでうどん:1玉
・豚ひき肉:50g
・ねぎ:10g
・しょうが:3g
・サラダ油:小さじ1
・だし汁:30g
・赤味噌:大さじ1
・濃口醤油:小さじ1
・砂糖:小さじ1
・酒:小さじ1


(作り方)
①だし汁・味噌・濃口醤油・砂糖・酒を混ぜ合わせる
②ねぎを小口切りにし、しょうがをみじん切りにする
③フライパンにサラダ油・②のねぎ・しょうがを入れて熱し、香りが出てきたら豚ひき肉を加えて炒める
④豚肉に火が通ったら①の合わせ調味料を入れて、汁気がなくなるまで弱火で煮る
⑤温めたうどんを器に盛り、④で完成した肉味噌をかける

主菜「クリームシチュー」

クリームシチューは食材の工夫がしやすく、栄養バランスの優れたメニューです。
以下のレシピでは生クリームを使用していますが、市販のシチュールーを使っても作れます(以下のレシピは3人分です)。
ご家族そろって食べられるので、食事を満喫することができるでしょう。

(材料:3人分)
・鶏もも肉:200g
・塩こしょう:少々
・玉ねぎ:120g
・にんじん:60g
・じゃがいも:100g
・ブロッコリー:60g
・しめじ:50g
・バター:大さじ1
・小麦粉:大さじ2
・サラダ油:大さじ1
・固形スープの素:3g
・湯:240g
・牛乳:300g
・生クリーム:30g
・塩こしょう:少々


(作り方)
①鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、塩こしょうで下味をつけておく
②野菜を食べやすい大きさに切る
③玉ねぎ・にんじんをバターで炒める
④玉ねぎがしんなりしてきたら、小麦粉を加えて炒める
⑤固形スープの素・湯で溶かしたものを④に加えて少しずつのばす
⑥煮立ってきたら牛乳・鶏もも肉・残りの野菜を加えて煮こむ
⑦火が通ったら生クリーム・塩こしょうで味を整えて完成

副菜「鯖と大根のみそ煮」

市販の「さばのみそ煮缶」を使うので、骨まで柔らかくて時短にもなります。
このレシピでは大根を使用していますが、お好みの野菜に変えても美味しく頂けます。

(材料:1人分)
・ 鯖のみそ煮缶:1/2缶
・大根:100g
・ 長ねぎ:10㎝分
・ 春菊:1株
・しょうがチューブ:少々
・さば缶の汁:大さじ2
・ほんだし:小さじ1/4


(作り方)
①野菜を食べやすい大きさにカットする
②大根を耐熱皿に盛って水を少しかけ、ふんわりとラップをして電子レンジで4~5分ほど加熱する
③②の水分を捨ててさば缶・長ねぎ・春菊を加え、しょうが・さば缶の汁・ほんだしをかける
④③にふんわりとラップをして電子レンジで2分ほど加熱して完成

デザート「ミルクプリン」

牛乳の栄養を美味しく頂ける介護食向けのデザートです。
お好みではちみつやジャムを乗せたり、レモン汁などのアレンジを加えると、さまざまな味に変わってレパートリーが一気に増えます。

(材料:1人分)
・粉ゼラチン:5g
・牛乳:300cc
・砂糖:15g


(作り方)
①粉ゼラチンと砂糖をお湯(80℃以上)で溶かす
②しっかり溶けたら①に牛乳を加えてよく混ぜる
③器に入れて冷蔵庫で冷やし、固まったら完成

まとめ

今回は高栄養・高カロリーな介護食の重要性と、それらを満たしたレシピを紹介しました。

介護食では、体力や健康を維持できるように、しっかりと栄養を摂取してもらう必要があります。しかし、要介護者の方は1回で食べられる食事の量が減っているため、少ない量でも効率的に栄養補給ができるようにする工夫が必要です。

介護食にしっかりと栄養を盛り込むためには、栄養補助食品を活用しつつ、栄養豊富なレシピのレパートリーを増やすことが重要になります。「介護食づくりって大変・・・」と感じたら、通販や市販の介護食を利用するのもおすすめです。

介護食の通販専門店ビースタイルでは、食事をいつまでも楽しんでいただけるよう、食べやすさだけでなく見た目や味にもこだわった食品を多数取り揃えています。買い置きや非常食としても常備できますので是非ご覧ください。

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