低たんぱくな魚料理は?|赤身魚・白身魚・青魚のおすすめレシピ紹介!

低たんぱくな魚料理は?|赤身魚・白身魚・青魚のおすすめレシピ紹介!
低たんぱくな魚料理は?|赤身魚・白身魚・青魚のおすすめレシピ紹介!

腎臓病の食事療法では「たんぱく質を控えること」が大切なポイントになります。魚は良質なたんぱく質が摂れるため、腎臓病食のおかずにとても適しています。

ですが、ひとくちに魚と言っても種類が多く、どれを選べばいいのか迷ってしまうものですよね。また、たんぱく質やカリウムを多く含むものもあるので、魚なら何でもいいわけではありません。

今回の記事では、最初に赤身魚・白身魚・青魚のどれが一番腎臓病の食事療法に適しているかを解説します。
記事後半では、具体的におすすめの種類やレシピを紹介します。低たんぱくに作られた魚の市販品も紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

良質なたんぱくを含む魚はおすすめの食材

腎臓病の食事療法では、たんぱく質、カリウム、リン、そして塩分という4つの栄養素を控えることが大切です。
ですが、たんぱく質は体の健康を維持する大切な栄養素でもあります。そのため、ステージ初期ではあまり極端に減らさず、自分に合った量を摂取しましょう。

魚は良質なたんぱく質を摂れるので、おすすめの食材です。
特に青魚と白身魚は全体的に低たんぱくなものが多いので、赤身魚よりも腎臓病食にぴったりです。

ですが、魚は種類によってたんぱく質の量も大きく異なります。青魚でも高たんぱくだったり、カリウムやリンが高いものもあります。
最初のうちは、たんぱく質・カリウム・リンがすべて低い「おすすめの魚の種類」を覚えることから始めるようにしましょう。

まずは材料をチェック!魚で一番低たんぱくなのは?

最初に、赤身魚・白身魚・青魚という種類ごとに、たんぱく質の量やおすすめの魚、そして注意点などを解説します。

低たんぱく質かチェック(1)赤身魚

白身魚や青魚に比べると、赤身魚は全体的にたんぱく質が高い傾向です。また、魚の種類によってたんぱく質の量に大きな違いがあるので、選ぶ際には注意しましょう。
低たんぱくでおすすめなのは、マグロやカツオなどです。

低たんぱく質かチェック(2)白身魚【おすすめ】

白身魚は、青魚に次いでおすすめです。
おすすめの種類は、サケ、カレイ、タラなどです。白身魚は脂質が少ないので、赤身魚に比べるとエネルギー摂取量が低くなりやすい食材です。
揚げる、てんぷらにするなど、油を使った調理方法でカロリーをアップしましょう。

低たんぱく質かチェック(3)青魚【おすすめ】

青魚は低たんぱくのものが多く、この3種類の中で一番おすすめです。また、コレステロールを下げたり、血液をさらさらにする効果もあります。
腎臓病の食事療法で特におすすめの魚は、イワシ、サバ、サンマ、アジ、ブリなどです。

低たんぱく質かチェック(4)小魚と貝

腎臓病食で控える必要があるリンは、魚の骨や内臓に多く含まれています。特に煮干しやしらすなどの小魚や魚の缶詰、魚の卵は非常に含有量が高いので、食べる量には注意して下さい。

貝は種類によってたんぱく質の量がかなり異なるので、よく確認してみましょう。腎臓病食には、低たんぱくなホタテがおすすめです。
それ以外にも、イカやタコはたんぱく質が低いので、腎臓病食にぴったりです。

低たんぱく質かチェック(5)練り物

かまぼこやかにかまなどの加工食品は、低たんぱくですが塩分が多いため、できるだけ避けたほうが無難です。
また、加工食品にはリンが多く含まれているので、食べる場合は少量にしておきましょう。

低たんぱくな魚料理 おすすめレシピ3選紹介

低たんぱくな魚料理と、調理の際のポイントを紹介します。

低たんぱくな魚料理(1)サンマの塩焼き【青魚】

サンマはリンやカリウムが低く、DHAやEPAなどの脂肪酸も豊富なので、腎臓病の方にもおすすめできる食材です。
塩焼きにして、かぼすをかけるだけでも美味しくいただけます。それ以外にも、片栗粉をつけて両面を焼いた蒲焼もよいでしょう。
缶詰も栄養価が高く、使いやすいのでおすすめです。ですが、塩分が高いものも多いので、よくチェックしてから購入しましょう。

低たんぱくな魚料理(2)カレイの煮つけ【白身魚】

カレイは低たんぱくで、煮ても揚げても美味しいおすすめの食材です。
煮つけの場合は、減塩醤油や本みりんを使って塩分をカットしましょう。仕上げに、水気を絞った大根おろしを添えると、醬油が薄味でも十分満足できます。

カレイに限らず、魚は全体的にエネルギーが低いものが多いので、調理でエネルギーアップをめざしましょう。
煮る以外にも、油で揚げる、揚げ焼き、てんぷらにするなど、油を使うと効率よくカロリーを上げられます。

低たんぱくな魚料理(3)薬味たっぷりカツオのたたき【赤身魚】

カツオは、赤身魚の中では比較的低たんぱくでおすすめの食材です。
醤油ではなく、生姜や大葉、ミョウガなど、たっぷりの薬味をポン酢でいただきましょう。すだちやレモンなどの柑橘類で洋風のマリネにするのもおすすめです。
酢や薬味で風味をつけると、醤油味が薄くても満足できます。

低たんぱくな魚料理は市販品もおすすめ!

市販品には、たんぱく質を抑えた魚のおかずも数多く販売されています。
低たんぱくの食品は、カリウム、リン、塩分も大幅にカットしてあるものが多いので、安心して活用でき、おすすめです。

【冷凍】みしまの御膳ほのか 白身魚の甘酢煮 200g

温めるだけで美味しくお召し上がりいただける便利な冷凍弁当です。たんぱく質と塩分を調整しており、安心してお召し上がりいただけます。
また、日々のお食事として満足いただけるよう、美味しさにも拘って作りました。優しい甘みとほのかな酸味に食欲をそそられる甘酢煮です。

【購入者様の声】
母のお気に入りで、いつも喜んで美味しくいただいています。

【冷凍】みしまの御膳ほのか さばの味噌煮 185g

和食の定番である「さばの味噌煮」を低たんぱく、減塩で作りました。味噌は塩分を多く含む調味料の一つですが、腎臓病の方でも安心して召し上がっていただけるように調整しています。もちろん味にも拘っていますので、ご飯にもよく合うおかずとして楽しんでいただけます。

【購入者様の声】
母が大変気に入っています。いろんなメニューを注文させていただいていますが、いつも、一番先に選ぶので、すぐになくなってしまいます。これからも美味しい鯖を楽しみにしています。

まとめ:魚のおかず たっぷりの薬味で低たんぱくに!

魚は良質のたんぱく質をたくさん含んでいるため、腎臓病食のおかずにぴったりです。また、種類や調理方法が豊富なので飽きが来ず、長くつきあっていけるでしょう。
ですが、たんぱく質やカリウムなどが高いものも多いので、購入前には栄養素をよくチェックしてみて下さい。

魚を食べるときは、醤油やソースを減らし、その分ポン酢やたっぷりの薬味でいただきましょう。そうすれば醤油が薄くても満足でき、腎臓病食にぴったりです。低たんぱく・高カロリーなマヨネーズで和えるのもおすすめです。
たんぱく質の制限量は、腎臓病のステージやもともとの体質などでも異なります。主治医等とよく相談し、ご自分に合った魚のおかずを見つけて下さいね。
腎臓病食の通販専門店”ビースタイル”では低たんぱくなおかずを多数取り扱いしております。病院にも導入実績がありますので、安心して日常の食事に取り入れていただけます。ぜひお試しください。

低たんぱく おかずの商品一覧はこちら

腎臓病食・低たんぱく食品カテゴリの最新記事