腎臓病食の作り置き|低たんぱく・高カロリーでおすすめなレシピ4選!

腎臓病食の作り置き|低たんぱく・高カロリーでおすすめなレシピ4選!
腎臓病食の作り置き|低たんぱく・高カロリーでおすすめなレシピ4選!

慢性腎臓病の食事療法では、塩分・たんぱく質・カリウム・リンの4栄養素を控える必要があります。

ですが、他のご家族がいる場合、毎日腎臓病食だけを作り分けるのはとても大変ですよね。

 

そこで取り入れたいのが「作り置き」です。腎臓病食でももちろんできます!手軽に時短が実現し、メニューによってはご家族とご一緒に召し上がれるため、おすすめです。

 

今回の記事ではそんな「腎臓病食の作り置きレシピ」をテーマに解説します。おすすめのメニューをラクに作るポイントも併せて紹介します。

また、記事の最後には腎臓病食の調理におすすめできる市販品も紹介しているので、ぜひ参考にして下さいね。

 

 

腎臓病食の作り置きはどうしておすすめ?

 

腎臓病の食事療法は、塩分とたんぱく質の制限が基本になります。ステージによってはそこにカリウムや水分制限なども加わります。

 

ですが、毎日これらの栄養素を計算して腎臓病食を作るのはとても大変なものです。中には働いている方や子育て中の方もいらっしゃるので、なかなか手が回らないのが現実です。

 

そこで、休日になにか1品作り置きすることをおすすめします。

4栄養素を控えてあり、できればカロリーアップができ、他のご家族にも人気があるメニュー。何よりも「まとめて手軽に作れる」、そんな4品を紹介します。

 

腎臓病食の作り置き 注意点はある?

 

腎臓病食を作り置きする際の注意点は、3つあります。

 

・約2~3日を目安に食べ切る。

・傷みやすい野菜や揚げ物は避ける。

・衛生面に気を配る。

 

作り置きは、冷蔵庫で保存してもやはり少しずつ傷んでいきます。約3日を目安に、できるだけ早いうちに食べ切りましょう。

また、食材によっては保存に向かないものもあります。じゃがいもやりんご、キャベツといった水分の多い食材や揚げ物などは、傷みやすいのであまりおすすめできません。

 

そして、作り置きを調理する際は、いつも以上に衛生面を徹底して下さい。せっかく作った料理が傷んだり、最悪の場合は食中毒を起こしてしまうことがあります。

 

4栄養素を控えて美味しく!腎臓病食でおすすめの作り置き4選

 

塩分・たんぱく質・カリウム・リンを控え、高カロリーな腎臓病食向きの作り置きを紹介します。

 

【1】いなりあげ

 

いなりあげは、鍋で油あげと煮汁を煮るだけで完成します。冷凍庫で2週間ほど保存できるので、たくさん作って保存しておくのもおすすめです。

 

いなりあげは、いなりずしやうどんなど、幅広いアレンジができるところもメリットです。

特に、うどんはたんぱく質が少なめで、低たんぱくの商品もあるので、腎臓病食の方でも召し上がりやすいメニューです。

 

【材料】

油あげ10枚

煮汁(砂糖60g・酒60cc・みりん60cc・醤油60cc・水60cc)

 

【作り方】

(1)油あげを半分に切る。

(2)鍋に湯を沸かして油あげを入れ、2~3分ほど油抜きをする。

(3)油あげをザルにあけ、水気をよく切る。

(4)鍋に煮汁の材料と油あげを入れて沸騰させる。

(5)落とし蓋をし、強めの中火で7~8分煮て上下を返す。さらに7~8分、汁けがなくなるまで煮る。

(6)強火で残った煮汁を飛ばし、そのまま冷ます。

 

【2】ラタトゥイユ

 

ラタトゥイユは野菜を煮込んで作るため、腎臓病食におすすめの料理です。温かくても冷めても美味しいので、作り置きにも向いています。

 

主な具材は、トマト・なす・たまねぎ・ズッキーニ・ピーマン・にんにく・オリーブ油・コンソメ・塩1g・こしょうですが、鶏もも肉やエビを加えるのもおすすめです。

 

【3】マカロニサラダ


マヨネーズやこしょうのみで味つけしたマカロニサラダは、野菜をたくさん摂れ、エネルギーアップにもなるので、腎臓病食におすすめです。

 

具材は、マカロニのほかに、玉ねぎやきゅうり、にんじん、ハムなどが一般的ですが、いつもご家庭で使っている野菜や具材でももちろん大丈夫です。

 

野菜やハムなどを使う場合は、茹でこぼす・水にさらすことでカリウムをカットしてから使いましょう。

 

【4】寒天

 

腎臓病食のデザートにおすすめなのは、寒天です。成分のほとんどが食物繊維でできており、たんぱく質をほとんど含みません。

食物繊維は、腎臓病食で不足しやすい栄養素ということもあり、特におすすめです。

 

【作り方】

(1)鍋に粉寒天4gとジュース500ccを入れ、混ぜながら中火にかける。

(2)沸騰したら弱火にして1~2分煮て、寒天を溶かす。

 

寒天は、紅茶や麦茶、ジュースなど、様々なバリエーションで作れます。柔らかさも自分で調節できる点もおすすめです。

固めの場合は500cc、とろみのある食感にしたい場合は800ccを目安にしましょう。

 

腎臓病食の調理にもぴったり!おすすめの市販品3選

 

腎臓病の食事療法を行っている方や健康志向の方に、普段からご家族のお食事にもお使いいただけるおすすめの市販品を紹介します。

 

有機栽培トマト使用 ヘルシーケチャップ 290g

「有機栽培トマト使用 ヘルシーケチャップ」は、トマト本来の甘みや旨味を活かすことで、食塩・添加物不使用、糖類を控えめにしたケチャップです。

腎臓病食の方だけではなく、糖分や食品添加物を控えている方、健康志向の方にもおすすめです。

 

また、有機栽培のトマトをたっぷりと使っているため、味が濃く、美味しさにこだわる方にも高評価をいただいています。トマト料理全般と相性がよいので、ぜひ試してみて下さい。

【購入者様の声】
リピです。超有名メーカーから似たようなのが出ていて数十円安いので買ってみましたが全く別物。こちらの方が断然美味しくて濃厚です。
アプロテンマカロニでナポリタン風に作ってみたところ美味しくて、何度作っても父は飽きもせずきれいに完食してくれます。
今度はケチャップライスに挑戦してみます。

 

アプロテン たんぱく調整マカロニタイプ 490g

「アプロテン たんぱく調整マカロニタイプ 490g」は、原材料にでんぷんを用いたたんぱく調整加工食品シリーズです。

食塩・カリウム・リンもしっかり控えられていますが、パスタの美味しさを十分に味わえるため、イタリアで80%のシェアを占めるほど人気があります。

ねじりタイプのマカロニなので、ソースとのからみも抜群です。

 

同シリーズにはこれ以外にも、普通の太さのスパゲティフィットチーネが販売されています。腎臓病の食事療法でパスタの日を減らしてしまっている方にぜひ召し上がってほしいシリーズです。

【購入者様の声】
88歳の父用に購入。100g茹でて5gのバターを絡め、シェフズサポートミネストローネをかけてみました。気に入ったようです。

 

食塩・化学調味料不使用だしの素 100g

「食塩・化学調味料不使用だしの素」は、商品名の通りに食塩や化学調味料を使わずに作られただしの素です。細粒が料理にさっと溶け、とても手軽で使いやすい点もおすすめです。

 

かつおぶしを贅沢に使い、だしの風味や旨みを味わえるように仕上げました。27品目のアレルゲン原材料も不使用なので、腎臓病食の方だけではなく、食の安全に配慮している方にもおすすめです。

 

まとめ:腎臓病食の作り置きはご家族にも人気のメニューが◎

 

「これから慢性腎臓病の食事療法を始めます」と言われても、最初のうちはとにかくとまどいのほうが強いものですよね。特に、肉や魚、塩分を控えるように言われても、これまでの食事とはなにをどう変えればよいのか悩んでしまいます。

そこで、副菜を1品作り置きすることで、時間にも心にも余裕ができるのでおすすめです。

 

作り置きのメニューは、他のご家族もご一緒に召し上がれるものがよいでしょう。作り分けせずに済み、時短にもつながります。

また、腎臓病食は塩分やたんぱく質を控えてあるため、安心して食卓に出せる点もメリットです。

 

次第に作り慣れてきたら、少しずつバリエーションを増やす楽しみができます。ぜひスタートから焦らずに、ゆっくり試していきましょう。

腎臓病食の商品一覧はこちら

 

 

腎臓病食・低たんぱく食品カテゴリの最新記事